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歯科医師竹中純子先生に聞く!矯正治療の全て

インタビューに答えてくれたのはこの先生

竹中先生

竹中純子(たけなか じゅんこ)先生

  • くるみこども歯科開業 院長
    https://kids-kurumi.com
  • 公立九州歯科大学歯学部歯学科卒業。九州歯科大学病院臨床研修修了。
    歯科医師免許、臨床検査技師免許
  • 医院のコンセプトは「自分の子どもを通わせたい!子どもが自ら通いたくなる歯医者さん」。
    1歳からの予防歯科をモットーに診療を行っております。

最初に、先生のご経歴を教えてください。

竹中先生

九州歯科大学歯学部を卒業後、九州歯科大学病院で臨床研修をおこない、2019年10月に当院を開業しました。小児と名前をつけていますが、子ども専門というわけではなく、大人の患者さんもいらっしゃいます。

今回は矯正治療についてお話を聞かせていただきます。治療を始める年齢について教えてください。

竹中先生

矯正は、乳歯の段階からおこなう一期治療と、永久歯が生え揃ってきた年齢以降でおこなう二期治療とに別れます。

一期治療を開始する理想としては、5〜6歳ぐらいから来院されるタイミングです。顎の成長を活かした矯正をおこなうことができます。
一期治療で歯並びが落ち着いて治療を終了されるお子さんもいますが、永久歯が生えるとまた歯並びや骨格が変わってしまうので、二期治療をおこなう場合も多いです。

小学校高学年以降からは、何歳から始めても二期治療という分類になります。
最近は大人になって始められる方も増えていますね。
矯正はどんな年代の方でも実施できますので、60代からなどでも大丈夫です。

やはり、子どもの頃からおこなうべきなのでしょうか。

竹中先生

矯正治療は基本的には早ければ早いほどメリットが大きいと思います。
顎の成長に合わせて歯を並べることができるので、抜歯や歯を大きく動かすなどを避けることができ、体への負担も軽くなります。

一期治療後に、歯並びの崩れが起きて二期治療に移る場合も、二期治療から始めるケースに比べて軽い治療で住む可能性が高いです。

また、歯並びは、口の動かし方の癖や舌の位置などでも変わるんです。
幼い頃から、正しい口の動かし方や、舌をどこに置くか、悪い癖をなくすトレーニングすることで、歯並びを整え、維持することが可能になります。

矯正の手法は、ワイヤーとマウスピースの二種類になると思います。それぞれの違いについて教えてください。

竹中先生

矯正といえばワイヤーを想像される方が多いでしょうね。
歯にブラケットと呼ばれるワイヤーを通せる装置を取り付ける治療法で、ワイヤーを締めながら歯を動かしていきます。

ワイヤーは歯を動かすことが得意なので、歯並びが大きく崩れていて、回転させる必要がある方などに向いています。

最近人気が上昇しているのがマウスピース矯正で、インビザラインなどが代表です。
これは歯にマウスピースをはめることで、歯を少しずつ動かしていく方法になります。

マウスピースは透明なので、矯正中も目立たないため特に大人の方に人気です。
ただ、ワイヤーよりも歯を動かすことは苦手なので、歯並びによっては選ぶことが難しい治療法になります。

それぞれの治療法のメリット、デメリットを詳しく教えていただけますか。

竹中先生

ワイヤー治療のメリットとしては、長年多くの医療機関で実施されているため、治療実績が豊富なことです。
難易度の高いケースでも対応できる可能性が高くなります。

一方で、治療中にデメリットを感じる点は多いです。
装置の特性上、どうしても見た目に出てしまいますし、ブラケットが口の中を傷つけてしまうこともあります。
ワイヤー装着中は歯磨きもしづらくなるので、虫歯ができやすくなりますし、それに伴って口臭が気になるという方もいらっしゃいます。

ワイヤー治療の、外見や使い勝手のデメリットをクリアしているのがマウスピースによる治療です。
マウスピースも基本的に食事中以外は装着しなくてはいけませんが、透明なのでさほど目立ちません。
口腔ケアも通常時と同じようにおこなえます。

また、マウスピースは定期的に取り替えることになりますが、付替えは患者さんご自身でおこなうので、通院回数を減らせるメリットがあります。

矯正治療終了後のアフターケアについて教えてください。

竹中先生

どの治療法を選んでも、歯の「後戻り」と呼ばれる、元の歯並びに戻ろうとする減少が起こります。
実は、歯は1円玉2枚の重さでも動くと言われるほど繊細なんです。
矯正中は強い力で位置を動かしていますが、装置を外すと、想像されるよりかんたんに歯は動いてしまうのです。

これを防ぐために、保定装置と呼ばれる器具を正しく取り付ける必要があります。
そして定期的に、歯科医師が後戻りを起こしていないか確認をおこないます。

患者さんにもよりますが、矯正にかかった期間と同程度の年数は後戻りに注意する必要がありますね。
基本的に大きく動かした方ほど、後戻りのリスクは高まります。

後戻りが起きてしまい、再度矯正治療をされる方もいらっしゃいます。
治療が終わったからおしまいではなく、自分の歯を大切にする気持ちと習慣を持ち続けていただきたいと思います。

キレイな歯を維持するために必要な心がけはありますでしょうか。

竹中先生

アフターケアを正しくおこなう、定期検診に通うことは必須です。

他にも、歯並びにとって良くない癖を治すことをおすすめします。具体的には、頬杖、うつぶせ寝、舌を置く位置の癖などです。
たとえば、前歯の上の付け根に舌が当たるのがいいのですが、舌がつかないことで歯並びが崩れる原因になります。
原因となる悪い口周りの癖を取り除くことで、歯並びをキープできます。

また、歯列だけでなく歯や歯茎の健康を維持するために、歯磨きなど日常の口腔ケアをしっかりおこないましょう。

歯科医院はたくさんあると思いますが、そのなかで自分に合ったクリニックを見つけるコツはありますか?

竹中先生

ホームページなどで情報を確認することはできますが、歯の状態は人によって異なりますので、気になったクリニックには足を運んで相談してみることをおすすめします。

先生によって治療方針や得意なことが異なりますので、よく話を聞いて、ご自身に合ったものを選択されるのが良いのではいでしょうか。

他にも、矯正治療は長い期間、定期的に通うことになるので、通いやすい立地にあること。
トラブルや悩みも出てくるので、相談しやすい先生であることは重要かと思います。

信頼できる先生を見極めるポイントはありますでしょうか?

竹中先生

どの治療法にもメリット、デメリットがあります。患者さんによっても効果の度合いは変わるので、良くない情報もきちんと提示し、説明してくれるかは判断材料にすべきかと思います。

また、さきほどお話したような、歯のためになる習慣改善についても指導される先生は信頼性が高いです。

矯正治療が終わって終了ではなく、その後も歯を大切にする必要がありますので、一生伴走してくれるような先生が理想ですね。

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■歯列矯正治療の費用と期間について
矯正歯科の平均的な費用はおよそ80~120万円、期間については平均2~3年といわれています。クリニックや症状によって期間や費用は変動しますので、一度問い合わせてみることをおすすめします。
■副作用について
矯正中は虫歯や歯周病、装置の接触による口内炎などにかかりやすくなる可能性があります。また、金属の装置による金属アレルギーなどの恐れもあります。ご不明点はクリニックへご相談ください。
■お問い合わせ先
I.D.C国際歯科クリニック:03-3478-4633、ウィングT-CUBEクリニック:03-3505-3131
■治療内容について
表側矯正:ブラケットを歯の表側に付ける、一般的な矯正方法。裏側矯正:ブラケットを歯の裏側に付ける矯正法。マウスピース矯正:理想の歯並びに向かって少しずつ形の違うマウスピースを交換していき、歯列を整える矯正方法。部分矯正:部分的な歯列の乱れを正す矯正方法。