マウスピース矯正の種類

マウスピース矯正の治療期間や効果は、マウスピースの種類によって変わるため、症状やライフスタイルに合わせて選択することが重要です。そこで、日本の矯正歯科でも使用されているマウスピースの特徴、およびメリット・デメリットを解説していきます。

インビザライン

「インビザライン」は、歯科矯正の先進国アメリカで開発されたマウスピースです。現在100ヶ国以上で提供、利用している患者さんは400万人を超えるなど、世界で最も普及しているマウスピースでもあります。

インビザラインにおける最大の特徴は、最新の3Dコンピューターソフト「クリンチェック」を使って、治療開始から完了まで歯がどのように動くのか、細かくシミュレーションできることです。シミュレーションで得られたデータに基づき、患者さん一人ひとりに合わせたマウスピースを製作します。オーダーメイドということもあり、他のマウスピースと比べて適応症例が幅広く、装着時のストレスも少なめです。

メリット

  • 他のマウスピースと比べて、幅広い症例に対応できる
  • オーダーメイドなので、装着時の異物感が少ない
  • 取り外しやブラッシングが簡単にできる
  • マウスピースを一括で製作するため、通院回数が少ない
  • 世界で最も普及しているため、信頼性が高い

インビザラインはオーダーメイドで製作するため、幅広い症例に対応できることが最大のメリットです。また、装着時の異物感が少なく、取り外しも簡単なのでストレスフリー。通院回数が少ないというメリットもあります。さらに、信頼性が高いことも見逃せません。

デメリット

  • 他のマウスピースに比べると高価
  • マウスピースの製作に時間がかかる
  • 1日あたりの装着時間が長い(17~20時間程度)

インビザライン最大のデメリットは、価格が高いことです。治療内容やクリニックにもよりますが、80万円以上かかることもあります。マウスピースの製作に時間がかかるため、治療開始が遅くなりやすいのも難点。また、1日の大半は装着しておく必要があります。

アソアライナー

「アソアライナー」は日本で製作されているマウスピースです。そのため、日本国内では最も普及しています。

アソアライナーの特徴は、ソフト・ミディアム・ハードと種類ごとに厚みや硬さが異なっていることです。この3種類を段階的に使用しながら、素材の弾性を活かして矯正治療を行います。約1か月ごとに歯形を採取してマウスピースを作るため、少し面倒なところもありますが、その代わり治療精度は高めです。

メリット

  • マウスピースの製作期間が短いので、治療開始が早い
  • 費用体系の関係上、価格がリーズナブル
  • 3種類のマウスピースを使い分けるため、痛みが少ない
  • 1ヶ月ごとにマウスピースを製作するので、治療精度が高い
  • 日本製なので日本人に適応しやすい

アソアライナーは日本で製作されることもあり、歯形採取からマウスピース完成までの期間が短く、治療を早く始められることが大きなメリットです。厚みや硬さが異なる3種類を使い分けて治療するので、痛みが起こりにくいことも嬉しいポイント。また、マウスピースを製作するごとに費用が発生するので、治療回数が少ない簡単な症例なら、価格も抑えられます。

デメリット

  • 通院回数が増えやすい
  • 適応できる症例が限られている
  • 1日あたりの装着時間が長い(17~20時間程度)

アソアライナーは1ヶ月ごとに歯形採取するので、基本的に月2回程度の通院が必要となってきます。また、重度の歯列不正など複雑な治療には向かないため、適応できる症例が限られていることもデメリットです。

イークライナー

「イークライナー」は韓国の矯正専門医が開発したマウスピースです。最新のコンピューターシステム(CAD/CAM技術)を使って歯形を3Dデータ化するなど、インビザラインに似ているところがあります。

最大の特徴は、歯形採取が最初の1回だけで済むことです。今後の歯の動きを予測しつつ、最初の段階で必要なマウスピースをすべて製作します。そのため、何度も歯形採取をする必要がありません。また、イークライナーもアソアライナーのように、厚さや硬さが異なる3種類のマウスピースが存在しています。

メリット

  • 歯形採取は1回だけなので、通院回数が少ない
  • 歯形採取が少ない分、治療期間も短くて済む
  • 3種類のマウスピースを使い分けるため、痛みが少ない

イークライナーの歯形採取は基本的に1回だけで済むため、通院回数が少なく治療期間も短縮できることがメリットです。また、治療段階に応じて3種類のマウスピースを使い分けるため、痛みが出にくいこともメリットと言えるでしょう。

デメリット

  • 適応できる症例が限られている
  • 1日あたりの装着時間が長い(17~20時間程度)

イークライナーも適応できる症例が限られており、複雑な治療を行うことはできないため、症例によっては効果を得られない可能性があります。

DENマウスピース

「DENマウスピース」も日本製のマウスピースです。15年以上の実績を持っています。

DENマウスピース最大の特徴は、装着時間の短さです。また、来院するごとに歯形採取を行うので、幅広い症例に対して効果を発揮します。

メリット

  • 1日あたりの装着時間が短く、就寝中の装着でもOK
  • 他のマウスピースと比べて、幅広い症例に対応できる
  • 装着時の痛みやストレスが少ない

DENマウスピースのメリットは、何と言っても1日における装着時間の短さです。8~10時間程度と他のマウスピースの半分以下で済む上、就寝中の装着でも問題ありません。また、適応症例が多いこと、装着時の負担が少ないこともメリットです。

デメリット

  • 治療期間が長期化しやすい
  • 2週間ごとに歯形採取しなければならない

DENマウスピースは1日の装着時間が短い分、全体の治療期間は長くなってしまいます。また、歯形採取は2週間ごとと頻繁に行う必要があるので、通院回数が増えることもデメリットです。

オペラグラス

「オペラグラス」は3Dコンピューターソフトを使用しているため、精密な設計が可能です。

1ヶ月ごとに歯形採取してマウスピースを製作。3種類のマウスピースを1週間ごとに交換することで、矯正治療を行います。

メリット

  • コンピューターを使用するため、治療精度が高い
  • 3Dデータから治療結果を予測しやすい

オペラグラスのメリットは、コンピューターを使って製作するため、治療精度が高いことです。また、3Dデータによるシミュレーションが可能なので、治療結果を予測しやすいこともメリットと言えます。

デメリット

  • 通院回数が増えやすい
  • 適応できる症例が限られている
  • 1日あたりの装着時間が長い(20時間以上)

オペラグラスは1か月ごとに歯形採取するので、月2回は通院しなければなりません。また、適応症例は前歯の乱れなど、軽度なものに限られます。

エシックス

「エシックス」はマウスピースを加工した、小さな矯正装置です。1~2本程度の歯列矯正に向いています。

製作するにあたって、専用のコンピューターなどを用いる必要がないため、他のマウスピースより経済的です。

メリット

  • 部分的なので価格が抑えられる

エシックスにおける最大のメリットは、価格の安さです。10万円程度で治療を受けられるケースもあります。

デメリット

  • 装置の性質上、部分矯正に限られる
  • 1日あたりの装着時間が長い(20時間以上)

エシックスは部分矯正向きのマウスピースなので、適応できる症例は限られてきます。

アクアシステム

「アクアシステム」は、部分矯正など軽い矯正向けに作られたマウスピースです。

エシックス同様、製作時にコンピューターを使わないため、リーズナブルに利用できます。

メリット

  • 他のマウスピースより価格が安い
  • 交換頻度はエシックスより少ない

アクアシステムも価格の安さがメリットで、だいたい15万円から利用できます。また、マウスピースの交換頻度は1か月~1か月半とエシックスより少ないので、通院回数も少なめです。

デメリット

  • 歯形採取を毎回行う必要がある
  • 適応できる症例が限られている
  • 1日あたりの装着時間が長い(20時間以上)

アクアシステムのデメリットは、歯形採取を毎回行わなければならないことです。また、重度の矯正には向いていません。

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■歯列矯正治療の費用と期間について
矯正歯科の平均的な費用はおよそ80~120万円、期間については平均2~3年といわれています。クリニックや症状によって期間や費用は変動しますので、一度問い合わせてみることをおすすめします。
■副作用について
矯正中は虫歯や歯周病、装置の接触による口内炎などにかかりやすくなる可能性があります。また、金属の装置による金属アレルギーなどの恐れもあります。ご不明点はクリニックへご相談ください。
■お問い合わせ先
I.D.C国際歯科クリニック:03-3478-4633、ウィングT-CUBEクリニック:03-3505-3131
■治療内容について
表側矯正:ブラケットを歯の表側に付ける、一般的な矯正方法。裏側矯正:ブラケットを歯の裏側に付ける矯正法。マウスピース矯正:理想の歯並びに向かって少しずつ形の違うマウスピースを交換していき、歯列を整える矯正方法。部分矯正:部分的な歯列の乱れを正す矯正方法。