過剰歯は、通常の歯の本数より多く生えてきてしまったことをいいます。問題がなければいいですが、歯並びが悪くなったり、他の歯を押すように横向きで生えてしまうこともあります。ここでは、過剰歯の特徴、リスク、治療法などについてご紹介していきます。
過剰歯の原因は、実はまだよくわかっていません。一般的には、歯が作られる過程で、歯のもとになる歯胚という細胞が多くつくられてしまい、成長過程で分裂を起すことによって過剰歯になってしまうと言われています。
過剰歯の発生率は、約30人に1人だそうです。
痛みが出ないこともあり、気づかない場合も多いですが、幼児期の歯科検診のレントゲン撮影で、余分に生えた過剰歯が見つかることがあります。
過剰歯の生える位置は、正中過剰歯といって、上の前歯の真ん中に生える確率が高く、約半数を占めています。
親知らずの後ろに生える第四大臼歯なども過剰歯としていわれます。
過剰歯の特徴を挙げると以下のようなことが考えられます。
過剰歯はたくさん生えるというよりも、1人につき1本だけといった場合が多いようです。
過剰歯は、通常の歯と比べて、大きさも小さかったり、形も尖って三角形だったりと変形している歯なので、正常な歯のように機能を果たしたり、将来活用できる歯ではありません。歯並びに影響するならば幼少期のうちに抜歯することが推奨されます。
過剰歯は、下顎に生えるよりも上顎に生える場合が多いようです。下顎の場合は、臼歯部分に生えてくるそうです。
過剰歯は抜かないでも、正常な歯と同様に問題なければそのままにすることもありますが、たいていリスクが生じてきます。例えば、次のようなリスクが考えられます。
乳歯が抜けてから、なかなか永久歯が生えてこない場合は、過剰歯が影響していることがあります。前歯にあたる正中過剰歯があると、永久歯が引っ掛かって出てこれない、成長を妨げることがあります。真っすぐに生えないリスクがあるので、早めに歯茎を切開し、抜歯すれば解決します。
正中過剰歯の場合、前歯が離れてすきっ歯になってしまったり、ハの字のように生えたり歯並びに影響がでます。
骨に埋まった過剰歯は、正常の歯の根元を押したり、永久歯の歯根を溶かしてしまうことがあります。また、のう胞といって病変を作ってしまう場合も。虫歯になった歯の根元に過剰歯が埋まっていると細菌の感染が広がり、痛みや腫れ、大掛かりな抜歯が必要になります。
永久歯の歯並びに影響をおよぼす過剰歯は、年齢や過剰歯がある位置によって早めに抜歯の時期を検討しましょう。幼少期に見つかった場合は、永久歯が生え変わるタイミングで抜歯すれば良いですが、大人になってからは治療が大掛かりになることが多いでしょう。
過剰歯が逆性といって通常と生える方向が反対の場合は、口腔外科での治療を進められる場合もあります。過剰歯が、今の段階では歯並びや他の歯に影響を与えてない場合も、今後、悪影響を及ぼす場合が考えられます。
抜歯したほうが良いかの判断は、専門家でないと難しいので、クリニックの歯科医に相談してみましょう。
過剰歯という言葉は、耳慣れないし初めて聞いた!という人も多いと思います。そういう私も初めて聞いたわ。
前歯がすきっ歯ぎみ、八の字に生えてる、と思ったら過剰歯が影響している?と疑ったほうがいいかも。歯を抜くのは躊躇しちゃうけど、今後の歯の健康、そして全身の健康のためにも、悪影響が出そうなら、抜いて歯列矯正をしてみるとのも手かも!
まずは、クリニックの先生に相談して判断してもらいましょう♪クリニック選びは、今後の通院を考えるなら仕事帰りでも無理なく通える駅チカ&夜遅くまで診療しているところを選んでみてね。
六本木で過剰歯の矯正治療が受けられるおすすめクリニックをピックアップしました。
ソフィア歯列矯正歯科医院では主に、ブラケット型矯正器具とマウスピース型矯正器具を使用しています。ブラケット型矯正器具は、強度に優れるメタルブラケットと金属アレルギーの人でも使えるセラミックブラケットの2種です。マウスピース型矯正器具は、患者さんの歯の型から製作した透明なマウスピースを装着するインビザラインと矯正が進むごとにマウスピースを取り替えていくクリアライナーの2種です。マウスピース型矯正器具は器具が目立たないという大きなメリットがあります。
所在地 | 東京都港区六本木4-8−7 六本木嶋田ビル 2F |
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営業時間 | 10:00〜13:00 / 14:30〜18:00 |
電話番号 | 03-3403-3795 |
休診日 | 診療日カレンダーに準ずる |
公式サイトURL | https://orthodontist-sophia.business.site/ |
過剰歯はすきっ歯と深い関係にあります。過剰歯は本来生えてこないはずの歯が骨の中に埋まっている状態です。これによってほかの歯が押しやられ、歯の間に隙間ができてしまうのです。UC矯正歯科クリニック麻布十番では、成人矯正、小児矯正ともに過剰歯によるすきっ歯の矯正治療が可能です。治療は一般的に骨の中に埋まっている過剰歯を抜歯した後に歯列を整えるという手法で行われます。治療期間はおよそ1~1.5年となっています。
所在地 | 東京都港区麻布十番1-5-19 ラトリエ・メモワールビル3階 |
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営業時間 | 10:00~13:00、14:00~18:00、18:00~20:00(水曜日のみ) |
電話番号 | 03-3408-5079 |
休診日 | 木曜日、日曜日、祝日 |
公式サイトURL | https://www.uc-ortho.com/ |
きれいな歯並びを手に入れるには、まだ歯や顎が成長しきっていない子どもの段階で早めに異常を見つけ、早急に矯正治療を行うことが大切です。子供の歯並びの異常を見つけるためのサインはいくつかありますが、広瀬矯正歯科 六本木クリニックの公式サイトでは、過剰歯のサインとして「歯が正常な数より多く生えている」が挙げられています。特に生え変わりの時期には歯の数をチェックして、異常がないかどうかを確認しておきましょう。
所在地 | 東京都江戸川区西葛西6-16-4 エスペランスビル4F |
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営業時間 | 11:00~19:00 |
電話番号 | 03-3687-5116 |
休診日 | 木曜日、日曜日、祝日 |
公式サイトURL | http://brace.tokyo/ |
六本木で歯列矯正をしている歯科の中で、至近距離でも目立たない透明の「マウスピース矯正」に対応している2つのクリニックを、以下の4つポイントに注目して紹介します。
♥顎全体のマウスピース矯正を取扱っている
♥価格が安い
♥平日遅く(19~20時)まで営業している
♥駅チカ(徒歩10分圏内)